理学部物理学科の3年前期、物理学実験I「放射線」を鈴木研究室で担当しています。
本実験では、放射線の性質と計測技術の基礎を実際に手を動かしながら学びます。
放射線はサブアトミックの量子世界と私たちの古典的日常世界を結ぶ数少ないチャネルの一つです。従って、放射線計測はサブアトミック世界に関わる素粒子・原子核・宇宙線・天文などの実験学において極めて重大な地位を占めています。本実験では、放射線計測の初歩を習得することで、サブアトミック世界に入口に立つことを目的とします。
放射線には主にガンマ線(=光)・ベータ線(=電子)・粒子線(=イオン)・中性子線等があります。それぞれ、物質との相互作用には特徴があり、その性質に応じた計測技術・検出器が使用されます。本実験では、標準線源を用いたガンマ線計測実験を実施します。
実習 理学部一号館451号室
試問 理学部一号館310号室(鈴木居室)
実習は3日間です。初日と3日目はデータ計測を行い、中日は一日目に取得したデータの解析・考察を行います。
鈴木 大介 daisuke.suzuki_at_nex.phys.s.u-tokyo.ac.jp
3日間の実習が終了したら、レポートを提出して頂き、試問を実施します。流れは以下の通りです。
実習終了→レポート提出 → メールで内容についてやり取り・修正版提出 → 試問で理解の確認、不明点の議論 → (必要な場合は)レポート再修正
Googleスプレッドシートをご確認ください。原則、実習最終日から2週間後です。
試問の日よりもレポート提出の〆切は早いので注意してください。
通常、受け取って1日以内にメールを返します。レポートに対するコメントもメールで送って対応をお願いしますので、必ずメールをチェックしてください。
電子ファイルを、daisuke.suzuki_at_nex.phys.s.u-tokyo.ac.jp 宛にメールで送ってください。
メールのタイトルは「放射線実験レポート提出」としてください。
レポートのファイル名は「放射線実験レポート_学籍番号_氏名」としてください。
添付ファイルでも、クラウドにおいて場所をメールしても構いません。
LaTeX等で電子的に書いてもいいですし、手書きのレポートをスキャン・写真等で電子化したものでも構いません。後者の場合は、文字識別可能な鮮明な画像にして頂けると助かります。
一通り完成したレポートを提出してください。試問ではそれをもとに議論をします。
図は文中に入れるのが面倒なら別ページで最後につけても構いません。もちろん、レポートとして最低限の体裁は必要ですが、体裁に不要な時間と労力をかけすぎる必要はありません。
試問の際に結果について議論をすることがありますので、得られたデータから結果を得るためのプロセスが検証できるよう、必要な生データや結果を導出した過程のポイントをわかりやすくまとめてください。
レポート作成中にわからないことがあったら、他の学生と議論する(答えを聞くのではなく自分で内容を理解すること)、TA・教員に相談する、鈴木にメールで問い合わせる、などしてください。それでもわからない場合は、提出後のメールのやり取りや試問で議論・相談します。
課題7-3は「難難」(余裕があったら考えてみてね)とします。
Googleスプレッドシートをご確認ください。レポート提出期限から一週間後を目安に実施します。
開始時間のスロットを選び、学籍番号・名前を記入してください。学生同士で話し合い、互いにスケジュールの齟齬が無いように調整して頂けると助かります。レポート提出時までにご記入下さい。
デフォルトとして提案する日時では都合が悪い場合には個別に対応しますのでご連絡ください。
ひとりずつ、原則対面で行います。開始時間までに理学部1号館310号室にきてください。
教員の都合などにより、Zoomに切り替える場合もあります。その場合には連絡します。
レポートをもとに基本的な内容が理解できているか確認し、結果について議論します。内容を理解してもらい、疑問点を明らかにするためのプロセスですので、過度に緊張する必要はありません。
ひとり約20-30分を予定しています。
提出したレポートを直前に軽く見直して記憶を呼び覚ましておいてください。
試問の内容によって、追加修正したレポートの再提出をお願いすることがあります。
再提出されたものにさらに追加で質問をすることもあります。終了の指示があるまでは返信メールをチェックしてください。